【リリース】インドに新「ソーラーLEDライト」5,006台を寄贈

2015.04.27 News

パナソニックは、2015年3月にソーラーLEDライト5,006台をインドで活動する7つのNGOに寄贈しました。

インドでは、慢性的に電力供給が不足し、現在も3.4億人以上が無電化地域で暮らしています。政府は、特に太陽光の活用に力を入れてエネルギー政策を推進。2019年までに各世帯に少なくとも電球1個分の明かりを供給するとしています。

パナソニックでも、「ソーラーランタン10万台プロジェクト」の一環として、過去2年間でインドに9,000台のソーラーランタンを寄贈してきました。2014年度は、新たに現地の農村のニーズにあわせて開発した「ソーラーLEDライト」5,006台を寄贈し、現地で活動する7つのNGOに、子どもの貧困や教育、衛生などの分野で役立てていただく予定です。

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「ソーラーLEDライト」は、現地の開発チーム主導で、インドの農村の人々や日本の開発部の意見を取り入れながら半年かけて改良を重ね、誕生しました。携帯電話の充電機能や一晩中点灯できる持続性を持ち、現地の人々の要望に応える製品となっています。

2014年11月から販売も行っています。現地企業との提携により農村の人々が手に入れやすい価格を実現し、農村地域の事情を熟知した社会的企業と恊働することで、これまで製品を届けられなかった地域への販路開拓、製品普及に取り組み、より多くの人に明かりを提供していきます。

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インドの農村地域向けに開発された「ソーラーLEDライト」

「ソーラーランタン10万台プロジェクト」を2012年度に開始して以来、最初の2年間で9カ国に対して合計で24,000台超を寄贈しました。2014年度には、インドに加え、カンボジアに2,514台、フィリピンに2,376台、ケニアとミャンマーにそれぞれ2,004台、インドネシアに1,020台などを寄贈。2015年3月末までの累計寄贈台数は40,000台を越えました。

今後は、世界の無電化地域への寄贈を継続するとともに、「ソーラーLEDライト」と組み合わせて利用できる製品の開発や、同様の問題を抱えるアフリカでの本製品販売開始も目指し、世界の持続可能な開発、そして国連ミレニアム開発目標(MDGs)達成への貢献につながる活動を引き続き行ってまいります。