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2016.05.14 News
2016年3月、パナソニックはカンボジア、ベトナム、インドネシア、インド、バングラデシュ、コンゴ民主共和国で合計12,166台のソーラーランタンを寄贈しました。それぞれの国で、現地で活動する団体を通じて、最も明かりを必要としている人々にソーラーランタンを届けています。以下では、カンボジア、ベトナム、インドへの寄贈について紹介します。
今回で4回目の寄贈となったカンボジア。2015年度は11団体に合計2,400台のソーラーランタンを寄贈しました。新たに寄贈相手先団体となったピープルズ・ホープ・ジャパンは、アジアの開発途上国の人々の自立に向けて「保健・医療の教育」を中心とした支援活動に取り組んでいる国際協力NGOです。ソーラーランタンは、24時間体制で診療しているヘルスセンターの照明として使われるほか、夜、スタッフが村人の家を訪問する際に活用されています。
【2015年度の寄贈先11団体】
・イエン財団
・特定非営利活動法人 ASACカンボジアに学校を贈る会
・カンボジア教育支援基金
・カンボジアこどもの学び支援チーム
・国際赤十字
・赤新月社連盟 カンボジア事務所
・公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会
・特定非営利活動法人 ピープルズ・ホープ・ジャパン
・マイ・ハッピー・ビレッジ・カンボジア
・ライフ・ウィズ・ディグニティ
・ワールド・アシスタンス・フォー・カンボジア/ジャパン・リリーフ・フォー・カンボジア
・ワールド・ビジョン・カンボジア
パナソニックは、今年度も再び、ワールド・ビジョン・ベトナムに1,002台のソーラーランタンを寄贈しました。前回の寄贈では届けられなかった人たちに配布され、活用していただける予定です。
ワールド・ビジョン・ベトナムが活動している村の多くは電気が通っていません。ソーラーランタンは病院での診察、学校の授業、自習、仕事、家事など、多岐にわたる目的で配布、使用されています。これまで直接恩恵を受けた人は5,120人にのぼります。
オペレーション・ディレクターのThan Thi Haさんは「ソーラーランタンによって、村人が苦労なく日常生活を送れるようになりました」と、その効果を語ってくれました。
インドでは、主に最貧困層の人々の教育や医療分野の支援に取り組む団体にソーラーランタンを寄贈しています。2015年度は6団体に合計5,940台のソーラーランタンを寄贈しました。
【2015年度の寄贈先6団体】
・一般社団法人 日本福音ルーテル社団
・Society for All Round Development (SARD)
・Bindaas Unlimited Trust
・プラン・ジャパン
・ワールド・ヘルス・パートナーズ
・ワールド・ビジョン・インド
地域の開発プログラムや貧困問題の解決策を提案、実行しているワールド・ビジョン・インドによってソーラーランタンが配布されたディマージ県は、アッサム地方で最も貧しい地域の1つ。昨年度寄贈されたソーラーランタンは、これまで電気が通っていない9つの村で活用されてきました。村人の一人、Gitanjali Paitさんは「今までは灯油ランプの燃料代の捻出に苦労していましたが、ソーラーランタンのおかげで子どもたちが毎晩しっかり勉強できるようになり、本当に助かっています」と話していました。
カンボジア、ベトナム、インドはいずれも近年、大きな発展を遂げています。しかし、無電化村に住む人々は依然として貧しく、不便な生活を強いられており、都市部に住む人々との格差は広がる一方です。今後も、そうした人々が抱えている社会課題の解決に貢献すべくソーラーランタンの明かりを届けられるよう、現地の団体と協力しながら支援を続けていきます。