ソーラーランタンが無電化地域に到着(東南アジア編)

2017.03.22 News

2016年度の寄贈も終盤に。ソーラーランタンが届いた国の利用した方々から届いた嬉しい声の数々をご紹介します。

■インドネシア

インドネシアでは、教育や環境保全などの活動に取り組む5団体にソーラーランタン1500台を寄贈しました。いずれの団体も今回が初めての寄贈となります。

YMP-Yayasan Merah Putihは先住民の支援に取り組むNGOです。インフラ整備から取り残されてしまったスラウェシ島の人々の生活改善のためにソーラーランタンが利用される予定です。

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■カンボジア

2016年12月に寄贈式が行われたカンボジア。寄贈先のひとつカンボジア教育支援基金は、農村部に学校を建設し、子どもたちの教育を支援しています。

寄贈されたソーラーランタンは、家が貧しいけれども成績が優秀な子どもに、夜勉強する際に役立てられています。また、近所で夜間出産があるときに貸し出されることもあるようです。

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カンボジア教育支援基金の設立者コン・ボーン氏と生徒たち

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ソーラーランタンは学校の教師にも配布され、夜、授業の準備をする際に使用されます。

■タイ

2017年3月、昨年度に続き、ラックス・タイ財団にソーラーランタン102台を寄贈しました。次世代育成の一環として自然エネルギーの大切さを伝えるエコラーニングプログラムなど教育や環境保全の分野で活用されます。

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ラックス・タイ財団のオフィスで開催された寄贈式

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寄贈式の翌日、Sangkom 郡にあるBaan Nhong Schoolで再生可能エネルギーについて学ぶワークショップが行われました。

■ミャンマー

ミャンマーの寄贈相手先団体のひとつメイクスウェ・ミャンマーが活動するタニンダーリ地方域やエーヤワディ地方域、ラカイン州では、330人の先生と生徒にソーラーランタンが配布されました。ある公立の学校は、試験が近くなると夜間に開放され、子どもたちは学校で自習できるようになりますが、電気が通っていないため、先生たちがろうそく代を払わなければなりませんでした。ソーラーランタンが使えるようになったおかげでろうそく代も抑えられ、生徒も教師も快適に勉強できるようになりました。

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今年度の寄贈も、あと数ヵ国を残すのみとなりました。年度末には、累計の寄贈台数が80000台を突破します。最新の寄贈状況は、Facebookページでお伝えしていきます。