2018.07.12News
【開催報告】毎日メディアカフェCSRセミナー「みんなで AKARI アクション」
2018.01.23 News
2017年12月12日(火)、フィリピン国内で活動する10団体に、合計2,550台のソーラーランタンを寄贈しました。同国への寄贈は5回目で、累計寄贈台数は12,264台となりました。
マニラ近郊のパナソニック マニュファクチャリング フィリピン(PMPC)で開催された寄贈式典には、社会福祉開発省災害対応支援管理局のフェリーノ・カストロ・V長官ほか、寄贈先団体の関係者が出席し、和やかに開催されました。
同席したPMPC社の林真一社長は、「『ソーラーランタン10万台プロジェクト』は、パナソニックが社会に貢献し、人々の生活向上に真剣に取り組んでいることの証です。プロジェクトの開始以来、ここフィリピンでも好意的な反響をいただいてきました。今後も企業市民としての責任を果たすべく最善を尽くしたい」と述べました。
寄贈先の1つであるコンラッド・ラディスラワ・アルカンタラ財団は、フィリピンで教育支援を行う団体です。同財団を通してDatal Basak小学校に寄贈されたソーラーランタンは、子どもたちの勉強の助けとなっています。
小学校のある地域は電気が通っていないため、夜は灯油ランプか小さな懐中電灯が頼りでしたが、そうした明かりだけでは勉強がはかどりません。
そんな地域にソーラーランタンがうれしい効果をもたらしました。まず、子どもたちが自宅で夜も予習・復習や宿題をできるようになり、成績向上につながりました。さらに学校でも、放課後に読み書きなどの補習授業が開かれるようになったため、授業についていけない子どもが少なくなりました。このような充実したサポート体制に対する安心感からか、小学校の入学率が12%も上昇したといいます。
同校に通う5年生のJenylyn Collantesさんと7年生のLadylyn Galanteさんは、夜もたくさん勉強できるようになったと喜んでいます。2人の夢は学校の先生になること。そのためにも大学進学を目指しています。やがて希望がかない、2人が母校の教壇に立つことができれば、ソーラーランタンの恩恵は、その教え子たちにも受け継がれていくでしょう。
コンラッド・ラディスラワ・アルカンタラ財団を含め、寄贈先の団体は次の通りです。
世界では、今もなお世界人口の約11億人が無電化地域に暮らし、困難な生活を送っています。10万台達成に向けて、引き続き、アジア、アフリカをはじめとする明かりを必要とする地域へ寄贈を続けていきます。