タイ:3度目のソーラーランタン寄贈とエコラーニングプログラムを開催

2018.01.23 News

2017年12月13日(水)、タイで教育や環境保全の分野で活動するRaks Thai Foundationにソーラーランタンを192台寄贈し、同国への寄贈は3回目となります。今回は、寄贈式翌日に開催した環境教育プログラムの様子もお届けします。

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Raks Thai Foundationのスラートターニー支所で開催された寄贈式典には、スラートターニー市のPhiphit Wattanaverachai副市長、Sirisin Group & Sirisin TradingのBoonrit Phopitchayakul氏ほか、寄贈先団体の関係者が出席しました。パナソニックマネジメントタイ株式会社の野元毅CEOは、「ソーラーランタンには当初、再生可能エネルギーによる明かりを届けるという思いがありましたが、この小さな明かりは、教育、健康、衛生、安全など、さまざまな面から生活水準を向上させることに寄与しています。創業100周年を迎える2018年までに、無電化の国・地域に10万台寄贈するという目標が間もなく達成できることをうれしく思っています」と述べました。

環境教育の現場でも生かされるソーラーランタン

寄贈式の翌日12月14日(木)には、地元の子どもたち向けに「エコラーニングプログラム」が開催されました。これは、パナソニックの社員が「先生」となり、世界中の子どもたちに環境教育を行うもので、2018年までに200万人の子どもたちに教育を行うことを目標にしています。

「先生」たちは、独自に開発した教材をもとに、子どもたちに環境・エネルギー問題や、日常生活での省エネの大切さなど伝えました。そして子どもたちは、ソーラーランタンの手作りキットを使ったワークショップを通して、電気が生まれる仕組みを学びました。

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環境教育の教材を手にする子どもたち(左)。ソーラーランタンづくりに取り組む中で、エネルギーや電気の理解を深めました(右)。

世界では、今もなお約11億人が無電化地域に暮らし、困難な生活を送っています。10万台達成に向けて、引き続き、アジア、アフリカをはじめとする明かりを必要とする地域へ寄贈を続けていきます。