【リリース】UNDPにソーラーランタンを寄贈、エボラ出血熱感染地域へ配布開始

2015.07.27 News

パナソニック株式会社は、国連開発計画(UNPD)にエボラ出血熱対策として3000台のソーラーランタンを追加寄贈しました。このランタンはエボラ出血熱の被害を受けた西アフリカ3カ国(ギニア、リベリア、シエラレオネ)に対するもので、各地域での配布が開始されました。なお今回の追加支援は2014年12月の240台に続くものです。

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エボラ出血熱の一刻も早い収束が全世界で期待されています。患者の方々の治癒と予防のために、迅速かつ効率的な医療活動が求められています。このため、夜間であっても治療活動を行う必要がありますが、多くの医療現場は無電化地域であり、さらには罹患された患者の所持品は全て廃棄されるため、新たな光源の確保が重要です。

寄贈したソーラーランタンは、太陽光パネルと蓄電池とLEDから構成されており、昼間の太陽光で得られた電気を蓄電池に蓄え、夜間この電気を使ってLEDを約6~8時間光らせるものです。

ソーラーランタンは、医療従事者やコミュニティ・ワーカーに配布され、夜間作業に活用されます。また、感染で仕事や所持品などを失った生存者やその家族、とくに最も脆弱な立場に置かれている女性や子ども、障害者のいる家庭へ配布され、唯一の光源として安心、安全な暮らしに役立てられます。この活動を通じて、エボラ出血熱感染地域の人々の生活の改善とコミュニティの復興が加速することが期待されます。

今回のパナソニックのソーラーランタン寄贈に対し、UNDPより下記のURLにて情報が発信されています。
[UNDP プレスリリース] UNDPとパナソニック社、エボラの被害を受けた コミュニティに対する支援強化(2015年7月15日)

パナソニックは、世界中の全ての人々に「A Better Life, A Better World」を提供する取り組みの一環として、「ソーラーランタン10万台プロジェクト」を継続し、持続可能な開発への貢献につながる活動を引き続き行ってまいります。

<関連情報>
パナソニックがエボラ熱対策として国連開発計画(UNDP)にソーラーランタンを寄贈(2015年2月26日)