地方自治体と当社国内事業場がソーラーランタンの寄贈に初参画、広がる共感の輪

2014.07.01 News

2014年6月28日(土)、幸田町役場においてソーラーランタンの贈呈式が行われました。今回の取組みは、地方自治体と当社国内事業場がソーラーランタン10万台プロジェクトに共感し、寄贈に参画する初の事例となりました。10万台プロジェクトの枠を越えて、ソーラーランタンの寄贈が広がっています。

こんにちは。CSR・社会文化グループの星亮です。

2018年までに10万台のソーラーランタンを無電化地域に寄贈し、社会課題の解決に貢献する。私たちが掲げているこのプロジェクトの目標ですが、その先にあるゴールは、約13億人といわれている電気へのアクセスがない人々が、安全な明かりを使えて、よりよい暮らしを送れるようになることです。

こうした思いに共感してくださった地方自治体やパナソニックグループの事業場の皆さんから、「私たちにもできることがないか」との声をいただくようになってきました。

愛知県の中南部に位置する人口3万9千人ほどの町・幸田町。ここには、パナソニック エコソリューションズ住宅設備株式会社の幸田工場があり、全自動おそうじトイレ「アラウーノ」や洗面化粧台、住宅用階段が製造されています。幸田町は、2010年にアンコール遺跡群のあるシェムリアップ州と友好関係を結んでおり、パナソニックとカンボジア双方と関係が深い町です。

今年、町村合併60周年を迎える幸田町では、さまざまな記念事業が行なわれます。その一環として、10万台プロジェクトに共感してくださった幸田町は、12台のソーラーランタンを、幸田ライオンズクラブを通じてシェムリアップ州のトラキエット小学校に寄贈することを決定されました。同時に、パナソニック エコソリューションズ住宅設備株式会社 幸田工場も、現地NGO「アンコール遺跡の保全と周辺地域の持続的発展のための人材養成支援機構 (JST)」に対して12台寄贈することを決定しました。

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贈呈式の模様。シェムリアップ州ブン・タリト副知事出席のもと、パナソニック エコソリューションズ住宅設備株式会社 武智裕介常務執行役員からJSTのチア・ノル代表に(写真左)、また、幸田町の大須賀一誠町長から幸田ライオンズクラブに(写真右)贈呈されました。

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JSTでは、ソーラーランタン10万台プロジェクトを通じて寄贈したソーラーランタンとあわせて、同団体が建設したバイヨン中学校にて活用される予定です。

今回寄贈されるソーラーランタン24台の現地各機関へのお届けは、今年11月にCSR・社会文化グループが実施を予定している10万台プロジェクトによるカンボジア向け寄贈に合わせて行われる予定です。

電気のない生活を送る世界中のすべての人々の課題解決に向けて、ソーラーランタン10万台プロジェクトだけでできることには当然限りがあります。
一緒に取り組んでいただける自治体や企業の方がおられましたら、Facebookページよりどうぞお気軽にお問い合わせください。また今後、個人の皆さまにも参加いただける機会の検討も進めています。

これからも電気のない生活を送る人々が直面しているさまざまな社会課題の解決に向け、積極的に取り組んでまいります。