【Voice】教育支援の現場で活躍するソーラーランタン: WAfC/JRfC

2016.03.18 Voices

2014年11月にソーラーランタンを寄贈したワールド・アシスタンス・フォー・カンボジア/ジャパン・リリーフ・フォー・カンボジアから報告が届きました。ソーラーランタンは、子どもの勉強から、教師の家事、授業準備まで多方面で活用されています。

無電化地域の教育環境を改善

パナソニックの皆様、こんにちは。ワールド・アシスタンス・フォー・カンボジア/ジャパン・リリーフ・フォー・カンボジア(WAfC/JRfC)のシニア・プログラム・オフィサーのNeou Tyです。私たちは、カンボジアの国の発展には、教育こそが大きな効果をもたらすと信じ、教育支援を行っています。

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勉強する子どもたちの手元を明るく照らすソーラーランタンの明かり

2014年11月に寄贈いただいたソーラーランタンは、無電化地域で私たちが運営するBright Kids Future Home(8年生以上の奨学生のための寮)とNew Life Orphanage(孤児院)の2施設および38の学校で、校長や教師、貧しい家庭の生徒たちが使用しています。

それまでは家事や勉強、授業の準備には灯油ランプが使われていました。灯油ランプの炎は火事の原因にもなり危険なうえ、煙は気管支疾患の原因にもなります。ソーラーランタンによって安心・安全な明かりを使うことができるようになり、みんな心から喜んでいます。また、ランプの灯油代(年間52ドル以上)の節約にもつながっているようです。

夜の時間が、有効に使えるように

貧しい家庭の生徒や教師は、日が昇っている間は家事や農業の手伝いをするため、勉強や授業の準備をするのはあたりが真っ暗になってからです。ソーラーランタンは、こうした生徒や教師にとってとくに大きな助けとなっています。

英語教師のPrey Sophannaraさんは、帰宅後は毎晩、市場で売る野菜の準備や豚の餌やりなどをしています。「ソーラーランタンを使うようになってから、暗闇の中での作業がやりやすくなった」と喜んでいます。

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市場に出す野菜の準備や豚への餌やりが効率的にできるようになったそうです。

「家に電気がないので、助かります」

英語兼コンピュータ教師のSan Veasnaさんの家には電気が通っておらず、ソーラーランタンがさまざまな場面で活躍しています。その使い道は、料理、お風呂、洗濯から、読書、授業計画の作成まで幅広いです。照明以外に、携帯電話を充電するためにも使用しています。

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ソーラーランタンを毎晩2~3時間使用しているそうです。

"Thank you to Panasonic!"

パナソニックの皆様からいただいたソーラーランタンはすべて、これまで一度も壊れることなく動いています。使いやすく、頑丈で、素晴らしい設計の製品ですね。利用者と話すと、「パナソニックの方に感謝を伝えてほしい」と、いつも言われます。今日は、みんなを代表して声を大にして言わせてください。

"Thank you to Panasonic!"
(パナソニックの皆様、本当にありがとうございます!)