2019.07.18Voices
【Voice】フィリピン:教育・医療の現場を支える明かり
2017.04.28 Voices
2015年9月、インド北東部で教育支援活動を続けるNGO、ワールド・ビジョン・インドに、ソーラーランタンを寄贈しました。洪水被害からの復旧そして貧困脱却を目指す村で、子どもたちのために活用されています。
日本では、紅茶の産地として知られるインド北東部のアッサム州。実は世界で特に降水量が多い地域であることを知っていますか?
アッサム州ダマージ地区では、毎年、北部の山からの雪解け水によって川が氾濫することで、家が流されたり、伝染病が流行したりなどの被害を受けています。人々は、主に米や農作物の栽培、家畜、漁業で生計を立てていますが、度重なる洪水被害で、生活は年々苦しくなる一方でした。
そこで、ワールド・ビジョン・インドは、この地区の地域開発や教育を支援するために、1996年より、開発プログラムを展開。人々の暮らし向上のために、貧困、教育、保健医療の分野で活動を行っています。
洪水による被害が大きいこの地区では、生活が苦しいため、日中、子どもたちを学校に行かせずに家の仕事を手伝わせる家庭が多くあります。もちろん電気は使えないので、夜になると真っ暗で子どもたちは勉強どころではありません。そのため、この地区の識字率は30%と、州の平均識字率66%を大きく下回っています。
そこで、夜でも勉強できるよう、アッサム州の220地区のうち41の村の子どもたちにソーラーランタンが配布されました。
ソーラーランタンの説明に興味津々の子どもたち
ギタンジャリ・パイさんは、夜間、必死になって自宅学習するようになった娘のモミさんの姿を見て喜んでいます。また、兄弟と一緒に使っているというリリー・テイさんは、「夜、試験勉強のために机に向かうようになった」と言います。
ソーラーランタンを受け取るこども
寄贈いただいたソーラーランタンのおかげで子どもたちの学ぶ意識が芽生え、それを見守る親たちの教育に対する考え方にも変化が起こっているようです。
Thank you for lighting up the hearts and minds of our people.
(村人の心を明るく照らしてくれてありがとうございます)