寄贈後のくらしの変化を動画で紹介:カンボジア編

2018.01.26 Voices

カンボジアの寄贈団体のひとつであるLife With Dignityの活動地である無電化村を訪問し、これまでに寄贈したソーラーランタンが、現地の人々の暮らしにどのように役立っているのか、利用者を訪ねて話を伺いました。

仕事時間が増え、収入が増えました

Sek Cheaさんは戦争で左ひざ下を失い、義足をつけて生活しています。仕事は、薬草を細かく砕いて、漢方薬の原料をつくることです。

これまでは明るいうちしか働けませんでしたが、ソーラーランタンが届いたことで、現在は夜の11時ごろまで仕事ができるようになりました。収入も増え、さらに灯油ランプの燃料費(月15米ドル)も節約でき、家族の食費にあてるお金が増えたそうです。

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夜の安全が手に入り、夜間も働けるようになりました

家族4人で暮らすBlue Pheanさん。40羽ほどの鶏たちを外で放し飼いにしています。しかし昨年のある晩、飼っていた鶏をすべて盗まれるという被害にあいました。電気が来ていないため、暗くて泥棒が来ても気づくことができなかったそうです。

今はソーラーランタンのおかげで、一晩中明かりが灯るようになりました。泥棒に狙われる心配がなくなり、危険な動物も近寄らなくなったそうです。明かりの防犯効果のおかげで鶏や家族の心配が減り、Pheanさんは夜間、仕事にも出られるようになりました。

それにより得られる収入は、月5米ドルほど。その多くを子どもたちの教育費にあてています。ソーラーランタンのおかげで、夜の安全が手に入り、子どもたちの学ぶ環境も向上したことで、家族みんなが喜んでいるそうです。

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ソーラーランタンにより生活がどう変わったか、現地で訪ねた5家族のインパクトストーリーを動画にまとめました。ぜひご覧ください。